女敵討めがたきう)” の例文
……そのうち故郷が懐しくなり、こっそり二人で帰って行った。そうしてそこで俺達は聞いた、北条内記が国を遁がれ、女敵討めがたきうちに出立したと!
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
……本名は何んと申すやら、わたしは一向存じません。元の身分が何んだやら、それも妾は存じません。……だがその人の目的は、女敵討めがたきうちだと申します
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
さすがのお前も参ったらしい。そこで北条家を浪人し、気の利かねえ女敵討めがたきうち、なるほど思い出は辛かろうな
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)