奇譚きたん)” の例文
それは晋唐しんとう小説六十種で、当時の短篇を六十種集めた叢書であるが、それには歴史的な逸話があり、怪譚があり、奇譚きたんがあって、皆それぞれ面白い。
怪譚小説の話 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
敬愛するお嬢さま——同封の書信を、お送りするについて、一奇譚きたんを申しあげねばなりません。
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)