太白飴たいはくあめ)” の例文
お島は久しく見たこともないような、かりん糖や太白飴たいはくあめの店などをながめながら本堂の方へあがって行ったが、何処どこ彼処かしこも在郷くさいものばかりなのを、心寂しく思った。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)