天稟うまれ)” の例文
同じ油を売るならば資本もとでをおろして一構えの店を出したき心願、少し偏屈な男ゆえかかる場合に相談相手とするほどの友だちもなく、ちまけて置座会議にのぼして見るほどの気軽の天稟うまれにもあらず
置土産 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)