天幕テンマク)” の例文
ひげこと言うて径一丈余の車の輪のやうにオホワに数多の竹のの放射したものに、天幕テンマクを一重に又は二層に取り付け、其陰に祇園巴の紋の附いた守袋を下げ
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
別図の様な態を備へる事になつたのは、今から六十年程の前の事で、其以前は天幕テンマクの代りにひげこが使はれて居たのである。ひげこは、必、二重ときまつて居たさうである。
だいがくの研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)