大鞆和氣おほともわけ)” の例文
また息長帶おきながたらし比賣の命に娶ひたまひき。この太后の生みませる御子、品夜和氣ほむやわけの命、次に大鞆和氣おほともわけの命、またの名は品陀和氣ほむだわけの命二柱。
この太子ひつぎのみこの御名、大鞆和氣おほともわけの命と負はせる所以ゆゑは、初め生れましし時に、鞆なすしし御腕みただむきに生ひき。かれその御名に著けまつりき。ここを以ちて腹ぬちにましまして國知らしめしき。