大門峠だいもんとうげ)” の例文
諏訪を出たのは宵だったが、落合川の渓橋たにばしを越えてからはほとんど山道ばかりだった。一の峠は越えたが、まだ先に和田の大峠と大門峠だいもんとうげが、星空に重なっている。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)