天孫瓊々杵尊の日向に降臨し給うや、国津神たる事勝国勝長狭ことかつくにかつながさは、自ら進んで潔くその国土を天孫に奉った。同じく国津神たる大山祇神おおやまつみのかみは、そのむすめ木花開耶姫このはなさくやひめを献じて、天孫の妃となし奉った。