大団円デヌウマン)” の例文
……金剛石と山木が絡み合う件は、まア、これで大団円デヌウマンてえことになりましょう。腑に落ちぬ点なんざ一つだってありゃしない。いわば、三鞭酒の壜のように透明です。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
いわば推理の大団円デヌウマンといったようなもので取調べの結果、総監は午前三時五十分に自らロード・スタアを操縦して溜池交叉点を通過し、同四時四十分に赤坂見附を経て警視庁の附近まで帰っている。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)