大切相だいじそう)” の例文
それをまあどうして暮して行こうというのだ。夕方になるとは、十二歳の長女が大切相だいじそうに五合瓶を抱えて、老父の晩酌を買いに行く。私の家の二階から、その哀れな姿が毎日眺められるのだ。
毒草 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)