大佩帯おほおび)” の例文
旧字:大佩帶
端山はやまの広いむらがりのさきは、白い砂の光る河原だ。目の下遠く続いた輝く大佩帯おほおびは、石川である。その南北に渉つてゐる長い光りの筋が、北の端で急に拡つて見えるのは、凡河内おほしかふちの邑のあたりであらう。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)