大中臣おほなかとみ)” の例文
前司の大中臣おほなかとみ全行まさゆきも敵対し無かつた。国司のやかたも国府もこと/″\虜掠りよりやくされて終ひ、公雅は涙顔天を仰ぐあたはず、すご/\と東山道を都へ逃れ去つた。同月十五日馬を進めて上野へ将門等は出た。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)