変化玄妙へんげげんみょう)” の例文
日に日にやつれて、今はもう見るもはかないばかりになってしまったが、なにしろ、相手は変化玄妙へんげげんみょうの魔性。捕物にかけては人にゆずらぬ顎十郎も、まるっきり手も足も出ない。
顎十郎捕物帳:15 日高川 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)