壽阿彌じゆあみ)” の例文
新字:寿阿弥
壽阿彌じゆあみの手紙は苾堂ひつだうと云ふ人にてたものであつた。わたくしは初め苾堂の何人たるかを知らぬので、二三の友人に問ひ合せたが明答を得なかつた。そこで苾堂はたれかわからぬと書いた。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)