“壱岐殿”の読み方と例文
読み方割合
いきどの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
電車のない夏の炎天を壱岐殿いきどの坂下まで歩いて紅葉はヨボヨボじいさんの二人乗を見付け、値切ねぎり倒して私と二人で合乗あいのりして行くと
それから十分ばかりのち、圓朝を乗せた人力車は、暗い湯島の切通しから、本郷三丁目を壱岐殿いきどの坂へと、鉄輪の音響おとを立てながら走っていた。
円朝花火 (新字新仮名) / 正岡容(著)