以前、慶長五年の乱までは、勝野城といい、毛利壱岐守勝信いきのかみかつのぶの居城だった小倉には、その後、新城の白壁ややぐらが増築されて、城の威容は、ずっとととのって来た。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)