壮士わたし)” の例文
旧字:壯士
天地の間、見わたすかぎり、心を傷ませてゐるのは風来の壮士わたしひとりであるかのやうな島の真昼時である。わたしは当今、ひとりで小さな島の崖ふちに住んだ。
浪曼的月評 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)