“士族（さむらい）” の例文

幸「何か仔細がある事だろう、關善の親類でもありはしないか、鈴木屋の身寄か、士族（さむらい）さんのお嬢さんの果（はて）だろう」

霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)

此の峯松は三年前（あと）に足利栄町に於きましてお瀧と密通して、茂之助夫婦が非業な死を遂げた村上松五郎と云う士族（さむらい）で、今姿を変えても斯様な悪業を働いて居ります。

霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)

“士族”の意味

《名詞》
士 族（しぞく）

明治維新後の武士階級。
(出典:Wiktionary)

“士族”の解説

士族（しぞく）は、明治維新以降、江戸時代の旧武士階級や地下家、公家や寺院の使用人のうち、原則として禄を受け取り、華族とされなかった者に与えられた身分階級の族称である。法律上平民と比しての特権はなかったが、戸籍に表示された。第二次世界大戦後1947年（昭和22年）5月3日の日本国憲法施行により士族は他の身分とともに廃止された。戸籍の記載事項としての廃止は、1947年12月22日公布、1948年1月1日施行の戸籍法により行われた。
(出典:Wikipedia)

士	常用漢字 小５ 部首:⼠ 3画
族	常用漢字 小３ 部首:⽅ 11画