壁立千仭へきりつせんじん)” の例文
脚下きゃっかは文字通りの屏風びょうぶのごとき壁立千仭へきりつせんじん、遥か真下に糸のような細さに見える渓流けいりゅうをちょっと覗いただけでたちまち眩暈めまいを感ずるほどの高さである。
名人伝 (新字新仮名) / 中島敦(著)