塗抹詩書とまつししょ)” の例文
徳用無類と雖も煩さくしつッこくボンヤリして気がきかず能く堪うべきに非ざるなり。児孫は老父を慰め団欒の楽しみをなすと雖障子はいつも穴だらけなり。荘子そうし既に塗抹詩書とまつししょたんをなせり。
偏奇館漫録 (新字新仮名) / 永井荷風(著)