坐布団ざぶとん)” の例文
旧字:坐布團
厚い膝頭ひざがしら坐布団ざぶとんからみ出して軽く畳を抑えたところは、血が退いて肉が落ちた孤堂先生の顔に比べると威風堂々たるものである。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)