地雷火ぢらいくわ)” の例文
「爐の隅に、地雷火ぢらいくわが仕掛けてあつたんですよ。程よいところで口火に火が廻ると、五徳も鐵瓶てつびんも、灰も爐もハネ飛ばして、グワラグワラドシンと來た。いやその凄かつたことと言つたら」
「父上ツ、露見ろけん——早く、早く、地雷火ぢらいくわツ」