囂〻がう/\)” の例文
たゞ囂〻がう/\たる風の音のみ宇宙に充て物騒がしく、さしも堅固の塔なれど虚空に高く聳えたれば、どう/\どつと風の来る度ゆらめき動きて、荒浪の上に揉まるゝ棚無し小舟のあはや傾覆らむ風情
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)