啾々乎しゅうしゅうこ)” の例文
こう冗談めかしてひとりごちながら左膳がニッとほほえんだとたんに彼はあきらかに再び、片割れ乾雲丸が啾々乎しゅうしゅうことして夜泣きする声を聞いたのだった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
墓場のような重苦しいあたりのようすに、それは一脈のすごみを投げて、啾々乎しゅうしゅうこたる鬼気を帯びている。
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)