呶号喧騒どごうけんそう)” の例文
佐久間勢八千は戦死傷、脱落者をのぞき、三分の一にも足らぬかに見えたが、それはことごと潰乱かいらんの兵、逆上の将で、呶号喧騒どごうけんそうは、たがいの心理を、実状以上、凄惨せいさんなものにし合っている。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)