呂太夫ろだゆう)” の例文
小土佐と一緒に東京へと志望したが、も一修業してから来いと突離つきはなされた彼女は、若き胸中に、鬱勃うつぼつたる芸の野心と、悲しい心のいたみとに戦いながら大阪へ出て呂太夫ろだゆうに師事した。
豊竹呂昇 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)