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吐月峯
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はひふき
ふりがな文庫
“
吐月峯
(
はひふき
)” の例文
取り敢へず次ぎの室へ通させて置いて、私は顏を洗ひ、食事にかゝつたが、隣りの室では、咳拂ひと、
吐月峯
(
はひふき
)
を叩く音が頻りに聞えた。
ごりがん
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
初夏の陽を
除
(
よ
)
け/\、とぐろを卷いた縁側から、これも所在なく
吐月峯
(
はひふき
)
ばかり叩いてゐる平次に、一とかど言ひ當てたつもりで聲を掛けたのでした。
銭形平次捕物控:064 九百九十両
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「宵から曉方まで三番打つたさうですよ。引つ切りなしに石の音がして、それに
吐月峯
(
はひふき
)
を叩く合の手が入るんで、寢付かれなくて弱りました、——これは内證ですがネ、親分」
銭形平次捕物控:050 碁敵
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「なに、
吐月峯
(
はひふき
)
の音がしたよ。」と、私は笑ひながら言つた。
ごりがん
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
吐
常用漢字
中学
部首:⼝
6画
月
常用漢字
小1
部首:⽉
4画
峯
漢検準1級
部首:⼭
10画
“吐月”で始まる語句
吐月峰