“名所図会”の読み方と例文
読み方割合
めいしょずえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これら座右の乱帙中らんちつちゅうに風俗画報社の明治三十一年に刊行した『新撰東京名所図会めいしょずえ』なるものがあるが、この書はその考証の洽博こうはくにして記事もまた忠実なること
向嶋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
むかしの名所図会めいしょずえや風景画を見た人はみな承知であろうが、大抵の温泉宿は茅葺屋根であった。
温泉雑記 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
唖々子の持出した『通鑑』や『名所図会めいしょずえ』、またわたしの持出した『群書類従』、『史記評林』、山陽の『外史』『政記』のたぐいとは異って、皆珍書であったそうである。
梅雨晴 (新字新仮名) / 永井荷風(著)