右近橘うこんのたちばな)” の例文
もちろん橘そのものは『万葉集』以来、王朝の貴人になじみの深いもので、紫宸殿ししんでんの御庭先にも植えられている右近橘うこんのたちばなである。題材としての新しみは何もない。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)