トップ
>
口傳
>
くでん
ふりがな文庫
“
口傳
(
くでん
)” の例文
新字:
口伝
即ち金座の後藤の
花押
(
かきはん
)
には、素人にはわからぬ秘密があつた相で、それが後藤家代々の
口傳
(
くでん
)
になり、金座の後藤が一と眼見れば、花押の何處かで、眞物か僞かがわかつた相です。
銭形平次捕物控:274 贋金
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
据物斬りの
口傳
(
くでん
)
を平次は聽覺えて居たのです。武士は突き出すやうに斬り、やくざは引き乍ら斬る。劍道には此二つの型——
劃然
(
くわくぜん
)
たる上品下品の型のあることを平次は思ひ出したのでした。
銭形平次捕物控:140 五つの命
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
傳
部首:⼈
13画
“口傳”で始まる語句
口傳相承