口不性くちぶしょう)” の例文
病人もそれを問う事をはばかっている。一体病人は、きょうは物が言いたくない。いつもになく口不性くちぶしょうである。そして学士が暇乞いとまごいをして帰るのを、うれしく思った。
みれん (新字新仮名) / アルツール・シュニッツレル(著)