“卞氏”の読み方と例文
読み方割合
べんし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふたりの家臣が目のまえに斬られて、血しおの中に喪心そうしんしていた曹植が、その蒼ざめた顔をあげてふと見ると、それは自分たち兄弟を生んだ実の母たる卞氏べんしであった。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)