南部坂なんぶざか)” の例文
と、うたうは南部坂なんぶざか雪の別れの一節だった。この節は、すこぶる古い節まわしだった。このうたい手は、砂の中から首だけだして、向うの壁に向いたまま、真赤になって唸っているのだった。
蠅男 (新字新仮名) / 海野十三(著)