“劊手”の読み方と例文
読み方割合
かいしゅ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここにおいて安政六年十月二十七日午前十時、劊手かいしゅの手は、この数奇にして冒険なる革命の大精神をば、五尺の躯より脱して長天万里に飛揚せしめたり。彼にこれを知らざらんや。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
いわゆるかのヴィクトル・ユーゴーが「血を流すは血を流すことなり。人を殺すは人を殺すことなり。劊手かいしゅの帽に代うるに皇帝の冠をもってするも、兇殺人の性質はうるところなし」
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)