初心おぼこ)” の例文
いくつになっても初心おぼこ娘の純真さを失わない彼女であった筈だけれども、たびたび見合いの場数ばかずを蹈むうちに、矢張一種の厚かましさ、心臓の強さ
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)