刀玉取かたなたまとり)” の例文
旅芸人の一群が、ひなびた曲楽にあわせ、刀玉取かたなたまとりという曲芸を演じている。ここには戦場の陰影も恐怖もなく、無数な顔がただ嘻々ききとしてそれを見ている。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)