誤植の次手ついでに又思ひだしたが、何時いつ石印本せきいんぼん王建わうけん宮詞きゆうしを読んでゐたら、「御池水色春来好ぎよちのすゐしよくしゆんらいよし処処分流白玉渠しよしよぶんりうすはくぎよくのきよ密奏君王知入月くんわうにみつそうしつきにいるをしる喚人相伴洗裙裾ひとをよんであひともなつてくんきよをあらふ
本の事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)