几案つくえ)” の例文
十娘はすぐに出て往ったが、翌日になって崑の家は母屋から火が出て幾棟かに延焼し、几案つくえ牀榻ねだい、何もかも灰になってしまった。崑は怒って蛙神の祠へ往って言った。
青蛙神 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
と、前の几案つくえを、一揮いっきに、両断して見せた。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)