内所向ないしょむき)” の例文
中程には是も古びたるきれを掛し太き卓子てえぶるあり、之を囲める椅子の一個は脚折れて白木の板を打附けあるなど是だけにても内所向ないしょむきの豊ならぬは思いらる。
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)