充填つま)” の例文
海岸には、光線がぎつしりと充填つまつて、まぶしくつて、何にも見えない位だつた。そしてその光線の中へは、一種の妖精にでもならなければ、這入れないやうに見えた。
麦藁帽子 (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
海岸には、光線がぎっしりと充填つまって、まぶしくって、何にも見えない位だった。そしてその光線の中へは、一種の妖精ようせいにでもならなければ、這入はいれないように見えた。
麦藁帽子 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)