儉約しまつ)” の例文
新字:倹約
三和土たたきに水を撒いて柄のついた長いブラシで洗ふ。掃除がすんで一服する間もなく、そこにはもう何かかにか走り使ひが待つてゐる。儉約しまつな家で、ずゐぶん遠く使ひに出る時も交通費は出なかつた。
生活の探求 (旧字旧仮名) / 島木健作(著)