僂麻質斯りうまちす)” の例文
そうしてそれが遂に僂麻質斯りうまちすでなくて結核性の脊髄炎であると判ったのは三月の中旬の事であった。この時居士が折節帰省中であった余に与えた手紙は面白い消息を伝えておる。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
其の溼氣が水邊に親しむ釣客をして僂麻質斯りうまちすに惱み勝ならしむることは外國の釣經てうけいに明記され、燥氣強き地が或病者に快癒を與ふることなどは實驗者によつて誇説さるゝを致すところである。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)