“作物所”の解説
作物所(つくもどころ)とは、平安時代に成立した天皇の家政機関の1つ。天皇・皇后・東宮などが宮中で用いる調度品(銀器・木器など)を製作する「所」である。
元は内匠寮の雑工部門であったが、他の所々とともに蔵人所の管轄下にあり、蔵人頭が別当を兼ねる事例が多く、例えば永観2年11月16日(984年12月11日)の所充では蔵人頭藤原実資が作物所別当を兼務している(『小右記』)。ただし、細かい事例を見てみると蔵人頭以外の五位・六位の蔵人が任じられた例も多く、天暦7年10月28日(953年12月7日)に任じられた藤原斉敏は左兵衛権佐であった(『九条殿記』)。
(出典:Wikipedia)
元は内匠寮の雑工部門であったが、他の所々とともに蔵人所の管轄下にあり、蔵人頭が別当を兼ねる事例が多く、例えば永観2年11月16日(984年12月11日)の所充では蔵人頭藤原実資が作物所別当を兼務している(『小右記』)。ただし、細かい事例を見てみると蔵人頭以外の五位・六位の蔵人が任じられた例も多く、天暦7年10月28日(953年12月7日)に任じられた藤原斉敏は左兵衛権佐であった(『九条殿記』)。
(出典:Wikipedia)