作楽さくら)” の例文
作楽さくら会へやるものを書く(「一隅」)。書いて居ると、黒磯の鉄道の男だというの頻りに放歌し始める、やがて尺八をふく男もあり、閉口した。
健吉さんに嘱して載せた高徳の肖像画も、元本は津山市院ノ庄の作楽さくら神社に伝わる木像の写しである。これは無断で相すまないが豊田稔氏の著「児島高徳皇子論」から転写させていただいた。
随筆 私本太平記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
作楽さくら会へ行く。所謂いわゆる婦人連に会ったが何だかこそばゆい様な気持にばかりなって来た。説教節を聞く。筑前琵琶と義太夫をまぜた様なものであまりよくはないけれ共少しは面白かった。