余地峠よじとうげ)” の例文
その晩、夜通しで、信濃と上野こうずけの境なる余地峠よじとうげの難所を、松明たいまつを振り照らして登って行く二人の旅人がありました。
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)