“仲光”の読み方と例文
読み方割合
なかみつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
栄之丞は柱にりかかって、小声で仲光なかみつを謡っていた。寒そうな風が吹いて通った。堤へ急ぐらしい駕籠屋の掛け声がきこえた。
籠釣瓶 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
切腹のとき、高野勘右衛門が介錯した。林は南郷下田村の百姓であったのを、忠利が十人扶持十五石に召し出して、花畑のやかた庭方にわかたにした。四月二十六日に仏巌寺ぶつがんじで切腹した。介錯は仲光なかみつ半助がした。
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)