しかし是は或る老先生が田口も善いが其漢文には閉口すると云ひたりとか云ふ評判なれば其儘そのまゝ掲げたるのみ。余自身には御立派な御文章のやうに拝見仕候也つかまつりさふらふなり
明治文学史 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)