山内容堂やまのうちようどう侯は彼女に、その頃としては実に珍らしい大形の立鏡たてかがみを贈られたりした。彼女は今様男舞いまようおとこまいを呼びものにしていた。
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)