今明年こんみょうねん)” の例文
発狂してしまった奴さんをり押えたのだ、その奴さんは、今至誠病院の一しつで狂い廻って、悪漢の心をさんざんにき乱しているが、もう長いことはないし、悪漢の寿命も今明年こんみょうねんのものさ
雨夜草紙 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)