二皮目ふたかはめ)” の例文
いつも血色の悪い、蒼白あをじろい顔が、大酒たいしゆをしたやうに暗赤色あんせきしよくになつて、持前の二皮目ふたかはめ血走ちばしつてゐる。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)